設備のさび止めコストの大幅ダウンと、延命化を可能にする三井住友金属鉱山伸銅株式会社の亜鉛防食材料 ZAPシリーズの紹介サイトです。

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技術資料

ZAP-SUS

1.防食性能
試験条件 被防食材 配管用炭素鋼鋼管(ブラスト処理済み)
供試材
ZAP-SUS 裸鋼管にZAP-SUSを挟み込み、その外周部にZAPペ−ストを塗布した供試材
比較材
ステンレス板
上記でZAP-SUSの代わりにステンレス板を使用した供試材
塗装鋼管
鋼管に下塗として変性エポキシ系塗料、上塗としてアクリルシリコン系塗料を塗装した供試材
暴露環境 暴露環境
試験方法 ZAP-SUS
施行品
裸鋼管と架台間にZAP-SUS(またはステンレ板)を挟み込み、ステンレスバンド、Uボルトで固定し上記環境に暴露し た。なおZAP-SUSの周囲にはZAPペ−ストを塗布した。 試験方法の図
ステンレス板
施行品
塗装
鋼管品
塗装した鋼管を用い架台間には何も挟み込まず、ステンレスバンド、Uボルトで固定し上記環境に暴露した。 試験方法の図
  鋼管側 ZAP-SUSの
亜鉛板面
評価
試験結果 Z
A
P
|
S
U
S


ZAP-SUS施行品 ZAP-SUS施行品 塩水の浸入により亜鉛の白錆が鋼管、亜鉛板の表面の中央部に見られるが、鋼管の腐食は見られず、良好な防食状態を示していた。
    鋼管の腐食深さ
  • 局部腐食は観察されなかった
  • 平均腐食深さは 0.01mm以下であった。








ステンレス板施行品 # 塩水の浸入により鋼管は腐食し赤錆が全面に発生していた。

    鋼管の腐食深さ
  • 局部腐食が観察された。
  • 平均腐食深さは 0.21mm
  • 最大腐食深さは 0.46mmであった。





比較材 # 塩水の浸入により鋼管は部分的に腐食し、赤錆や錆瘤が観察された。

    鋼管の腐食深さ
  • 局部腐食が観察された。
  • 平均腐食深さは 0.21mm
  • 最大腐食深さは 0.41mmであった。
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2.ZAP-SUS施行物件調査
試験条件
  • 被防食材
  • 防食材
配管用炭素鋼鋼管(SGP250A)
ZAP-SUSのサイズ 250mm×380mm
ZAP-SUS周囲にZAPペ−ストを塗布
  • 暴露環境
  • 暴露期間
東京湾海岸線より200m以内に位置する工場の屋外配管に適応
4年
調査結果 ZAP-SUSの亜鉛板面 評価
ZAP-SUSの亜鉛板の消耗は配管と架台に挟まれる部位が大きく、周辺ほど軽減されていた。
亜鉛板の白錆上に赤色部が観察されるが、これは防食部以外からの鋼管のもらい錆によるものである。
鋼管には腐食は見られず健全な状態であった。
また鋼管とZAP-SUS間のズレも見られなかった。
    亜鉛板の腐食深さ
  • 腐食深さは 0.05mm〜0.15mmであった。
  • 耐用年数は20年以上あることが判る。
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3.錆を有する鋼管に対するZAP-SUSの防食性能
試験条件
  • 被防食材
  • A部以外を塗装、マスキングしたブラスト鋼管
    A部以外を塗装、マスキングしたブラスト鋼管でA部を腐食試験前に事前錆を付与した鋼管

  • 防食材
  • ZAP-SUS

  • 事前錆の
    付与方法
  • 右図のようにA部のみ塗装、マスキングしていないサンドブラスト処理した鋼管(SGP25A)をA部を上側に設置し塩水噴霧試験に7日間暴露した。

    事前錆の付与方法
  • 暴露環境
  • 暴露環境
      事前錆なし 事前錆あり
    ZAP-SUSで防食した鋼管 裸の鋼管
    試験方法 事前錆を付与したサンプル、及び事前錆を付与していないサンプルを下図のようにZAP-SUS防食材をステンレスバンド、Uボルトで組み立て、複合サイクル試験に125サイクル暴露した。なお亜鉛の防食効果が良く判るようにZAP-SUS端部と鋼管間には2mmの隙間を設けた。
    ZAP-SUSで防食した鋼管
    事前錆を付与したサンプルを下図のようにUボルトで固定し、複合サイクル試験に125サイクル暴露した。
    裸の鋼管
    試験結果 事前錆付与後 錆剥離前
    錆剥離前 錆剥離前
    錆剥離後
    腐食試験後 錆剥離前

    下写真のように亜鉛の腐食生成物である白錆は観察されるが赤錆は見られない。

    錆剥離前

    下写真のように赤錆が黒錆に変化しており、亜鉛による錆の還元作用が観察される。

    錆剥離前

    下写真のように赤錆が激しく発生していることが観察される。
     

    錆剥離前
    錆剥離後

    腐食孔は全く見られず、初期の状態を維持している。

    錆剥離後

    腐食の状態は、事前錆を付与した時と差は認められない。

    錆剥離後

    ■鋼管暴露面の平均腐食深さ*:
    平均腐食深さ<10μm

    腐食による大きな凹凸が観察される。

    錆剥離後

    ■鋼管暴露面の平均腐食深さ*:
    平均腐食深さ=465μm
    ■最大局部腐食深さ:
    最大腐食深さ=765μm

    *:事前錆後、及び暴露試験後の腐食減量より算出

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    4.地際(根元)防食へのZAP-SUSの適応
    試験条件
    • 被防食材
    • 防食材
    • 暴露環境
    • 暴露期間
    ブラスト処理した配管用溶接鋼管
    ZAP-SUS
    塩水噴霧試験(JIS Z2371に準拠)
    2000hr
      ZAP-SUSで防食した溶接鋼管 裸の溶接鋼管
    試験方法
    • モルタルに埋設した溶接鋼管(ブラスト処理済み)の地際(根元)部の回りに半円筒状のZAP-SUS 2個をステンレスバンド、締付金具で固定する。
    • 次に、最下部をZAPペ−ストでコ−キング処理し上記環境に暴露した。なおZAP-SUS間の隙間a部は、ZAPペ−ストによるコ−キング処理は行わず、そのままとした。
    ZAP-SUSで防食した溶接鋼管
    • モルタルに埋設した溶接鋼管(ブラスト処理済み)を上記環境に暴露した。




    裸の溶接鋼管
    試験結果
    評価
    • 鋼管上部の無防食部では全面が激しく腐食するだけでなく、溶接部が溝状に局部腐食し腐食深さが0.67mmに達していた。
    • 一方、防食部には侵入した塩水による白錆が観察されたが、亜鉛の犠牲防食作用により溶接部やZAP-SUS間の隙間(上記試験方法のa部)を含め腐食は全く見られず、初期の状態を維持していた。
    • 防食部の腐食深さ(写真.1参照)
      ・鋼管最大腐食深さ=0mm
      ・溶接部最大腐食深さ=0mm
    • 鋼管は全面激しく腐食するだけでなく、その溶接部は溝状に局部腐食し腐食深さが1.29mmに達していた。また地際部は0.79mmの深さまで腐食が進んでいた。
    • 防食部の腐食深さ(上記断面写真参照)
      ・地際部最大腐食深さ=0.79mm
      ・溶接部最大腐食深さ=1.29mm
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    ■ご注意:本ホ−ムペ−ジに記載された技術情報は、本資料発行時での製品の一般的特性や性能を説明するためのものであり、保証をするものではありません。腐食環境は多岐に亘るため本技術情報が当てはまらない場合があります。
    ■「ZAP」は三井金属鉱業株式会社の登録商標です(第4980705号)

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